敵は身近なところにいるもの

『お父さんと別れようと思ったらお前がいたから別れられなかった』
小学校に入学する前に、母が放った一言です。
非常に申し訳ない気持ちになったことを、今でも忘れることができません。
喧嘩の絶えない両親が、いつか仲良くなる日をずっと夢見ていました。
しかし、それは幻想でしかありませんでした。
被害妄想が酷く、母の中ではある設定があり、幼かった私はその設定の中で生きていました。
父は近所のスナックのママと浮気をしており、そのママやつながりのあるヤクザに自分は狙われている。
盗聴器や盗撮カメラなどが仕込まれている。
遠隔操作で、食事に毒を入れられる。
などなど、母の設定は多岐にわたりました。
そして、事あるごとに、その浮気相手の味方をしたのではないかとか、洗脳されて帰ってきたのではないかとか、母の事を疑ってるだろうとか、とにかくどこからそんな突拍子もない話が出てくるのか訳もわからずに怒り狂う母に必死で疑いを晴らそうとがんばる日々でした。
また、お風呂にもカメラが仕込まれているからと自宅の風呂には入れてもらえず、一週間に一度公衆浴場に連れていってもらうのみ、トイレにもカメラが仕込まれているからと、夜は電気をつけることを許されませんでした。
そんな思いをして育った今、父と死別した母は、図々しくも嫁に行った私に生活を頼っているのです。
一人娘のお前がお母さんを養うのは当然だろう、と。
子どもが産まれたばかりの私ですが、主人の世話になるわけにはいかないので、とにかく今は職探しに奔走しています。
私の人生をなにもかもめちゃくちゃにする毒親が、本当に大嫌いです。


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